先日作新学院前の営業所に設置されたミニ墓石ですが、文字に金色を入れることになりました。
墓石に金色って派手すぎやしないか?と思われるかもしれませんが、案外なじんで上品な仕上がりになりま
す。
そもそも仏具などにも金色はよく使われるので、墓石にも違和感なく取り入れられます。
黒系の石ですと、文字を彫っただけでもその部分がグレーっぽくなりますのでしっかりと文字が認識できる
のですが、明るいグレーや白系の石になりますと、彫ったところであまり色が変わらないので、文字を見や
すくするためにペンキを入れることをおすすめしております。
白系の石でもお墓正面の大きな文字でしたら影によってまだ見えなくもないのですが、ご戒名彫りとなりま
すといくら目を凝らしてもわからなくなってしまいます。
じゃあ何色がいいのか?
一番多く使用されるのが白色です。
白っぽい石に白いペンキって見やすいの?と疑問を持たれるかもしれませんが、意外や意外、よく映えま
す。
特段ご指定がなければ白色のペンキをおすすめしております。
他の色はと言いますと、実は墓石の文字に使ってはいけない色は無いので、お好きな色をお選びいただいて
大丈夫です。
とはいえ何か指針となるものはないのかと問われましたら、仏教には「五色」という考え方がございますの
で、それに則ってお選びいただいてもいいでしょう。
「五色」とは「白」「黒(紫)」「赤」「青(緑)」「黄」の5つで、お釈迦様の体や教えを象徴的に表す
ものです。
「白」は仏陀の歯、「黒(紫)」は仏陀の袈裟、「赤」は仏陀の血液、「青(緑)」は仏陀の頭髪、「黄」
は仏陀の体を示しています。
これだけ色のバリエーションがありましたら、お好みの色を選択できるのではないでしょうか。
ただ文字にペンキを入れますと、どうしても経年劣化で汚れが目立ってきたり剥げてきたりいたします。
そのような場合にはメンテナンスのお見積りを出させていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいま
せ。