夏至も過ぎ、本格的に夏がやってまいります。
本日はギラギラと地表を照らす太陽が雲に隠れているため比較的気温は控えめですが、湿度が高く何だか体
が重たく感じられ、ひと言で申しますと「不快!」な気候です。
先ほど営業所の駐車場の草むしりをいたしておりましたが、ものすごく暑いわけではないけれどもじっとり
した汗が体中に張り付き、改めて「不快な日だ」と、しつこいスギナを引っこ抜きながらひしひしと実感い
たしました。

2025年6月1日から、職場での熱中症対策が厚生労働省によって義務化されました。
夏の暑さは年々激しさを増し、熱中症の被害もそれに比例して増加しています。
去年、全国の職場での熱中症による死傷者は、統計を取り始めてから最も多い1257人にも上ったそうです。
職場だけでなく、日常においても自分たちで対策をして熱中症を防いでいかなくてはいけません。
畑仕事をしていたご高齢の方が熱中症で亡くなった記事を、今年すでに新聞でいくつか目にしました。
夢中で作業していると、つい時間が経つのも忘れて没頭してしまいがちです。
この暑い時期、お墓掃除の際もぜひ気を付けていただきたいものです。

気温が上がってまいりますと、墓石は思いのほか高温になります。
黒系の石に至っては料理が出来るのではないかというほど熱くなりますのでご注意いただきたいです。
加えて墓石はピカピカに磨かれておりますので、照り返しによりさらに体感温度が上がります。
頻繁に掃除しに来られないからと少し無理してしまうお気持ちもわかりますが、ちょこちょこ休憩を入れ、
水分をしっかり摂取しながら張り切りすぎずに行ってください。
西の杜霊苑さんには休憩するのに適した東屋が複数ございますので、そういった場所ですと体も休まって
墓石掃除がはかどりますのでありがたいですね。
お墓を掃除して自分の体調を崩してはご先祖さまも喜ばないでしょうから、あまり夢中になりすぎないよう
に、そして不慮の事故を防ぐために、出来たら一人きりではなくどなたかとご一緒にいらしていただくと安
心かと思います。

熱中症に恐れおののく話ばかりいたしましたが、集中してお墓を磨いてたっぷり汗をかくのも気持ちがいい
ものです。
お墓を掃除するのってなんだか心持ちもスッキリ向上する気がいたします。
店の展示品のお墓を磨いてすらそう思うのですから、ご自身のお家のお墓を磨いたときの爽快感と言ったら
ないですよね。
体調には十分気を付けていただきつつ、ぜひ楽しくお墓をお掃除していただけたらと思います。